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Gallelly
シュランメル音楽で使用される珍しい楽器をご紹介します
。
【クノップハーモニカ】
クノップとはボタンという意味。
ハーモニカは、口で息を吹き込むいわゆるハーモニカとア
コーディオンの総称。黒いボタンがピアノの黒鍵、白いボ
タンが白鍵にあたり、右手の5本の指で弾く。
1850年頃からウィーンで作られ始めた。シュランメル音楽
に使われるのは当時の形そのままの古風な箱型で現代
のボタンアコーディオンと区別してシュランメルハーモニカ
とも呼ばれる。
【コントラギター】
シュランメルギターとも呼ばれ、シュランメル音楽には欠かせ
ない伴奏楽器。
構造は、普通の6本弦クラシックギターに低音弦(開放弦)を
7〜9本付加したもので、棹が2つになっているのが特徴。
通常、右手親指で低音弦を弾き、残りの指で和音を弾く。
ベース・和音のみならず、リズム・テンポをリードする役目を
担っているので、演奏の成否に係わる重要なパートであると
ともに、決して「降り番」の無い過酷な役回りでもある。
【G管クラリネット】
“Picksuessen Hoelzl”(甘い棒、可愛い木管楽器)の愛称で
呼ばれ、シュランメル音楽に欠かせない楽器。
クラリネットは、マウスピースにリードで固定し、息を吹き込み
リードを振動させて音を出す。
G管(写真左)は、一般的なB♭管(写真右)に比べて半分くら
いの大きさしかない。
ピッコロに匹敵する音域を出すことができる。
現在では、シュランメル音楽以外に使われることが無く、
日本では目にする事がほとんどない。
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